第63回グラミー賞での〈最優秀ラテン・ジャズ・アルバム〉を初め、過去に何度もグラミー受賞経験を持つ作曲家/バンドリーダー/ピアニスト。名門ブルーノートと契約後、初のリリースとなる本作は、10人編成の〈アフロ・ラテン・ジャズ・アンサンブル〉による2つの組曲からなる作品。ラテンのグルーヴが印象的な前半の組曲“Despedida”。そして、アーネスト・ヘミングウェイの小説「老人と海」をモチーフにしたという後半の“Dreaming In Lions”では、映像を想起させる表現、緻密な楽曲構成に圧倒される。