2025年は数多くのタイアップを手掛け、知名度をどんどん広げているシンガー・ソングライターの3作目。knoak、Sayo Oyama、Taka Perry、Shin Sakiura、A.G.Oと共に作り上げた歌世界のテーマは〈誰かに宛てた手紙〉。既出曲に加え、“ハードモード”“Letters”ではルーツのゴスペルと正面から向き合い、ギターのみ、ピアノのみを伴ったジャジーなバラード“愛泣きて”“灯台”では静けさのなかに情感を滲ませるなど、初出の楽曲群も秀逸だ。幼馴染や憧れのミュージシャンといった大切な存在、そして自分自身に向けて綴られた言葉も然り、サウンド/詞の両面から当人の人となりが温かく伝わる一枚。