バリー・ホワイトの制作盤で知られる緑セーターのソウル・ディーヴァが48年ぶりに放つセカンド・アルバム。12年前のシングルも手掛けていたアンドリュー・マッギネスの制作で、壮麗なオーケストラに包まれる冒頭からバリーのムードを纏って70年代の彼女をレミニスさせる。ワウ・ギターが鳴る“So Wonderful”も往時の雰囲気だし、ラヴ・アンリミテッド風のバラードも滋味深い。ラストの直球なディスコまで、齢を重ねた淑女の歌に酔える一枚だ。