山梨は南アルプス市の出身、「音楽チャンプ」や「THE カラオケ★バトル」で審査員を虜にしたシンガーの1枚目。彼女を〈ホーリーな歌声〉と称した一青窈の作詞によるスウィートな“白馬の王子と薔薇色の私”、揺れる心の描写が切ない“ヒヤシンス”は、異なる内容ながらも歌詞を丁寧に伝える表現力の高さが光る。ジャニス・イアン書き下ろしの“グロス”“とおい昨日、あした”といった楽曲は、懐かしさの中に響く大人っぽい歌声が◎。