カナダ発のオルタナ/パンク・トリオによる5枚目のアルバム。従来通りの殺気立つギターやドライヴするドラムなど、性急なビートを用いたパワフルな楽曲があるものの、”Under Glass”のように歌メロを活かしたスケール豊かな曲調も絶品。聴き応え抜群の精緻なアンサンブルは磨き抜かれ、そのうえでメロディーの良さをアピールした楽曲はどれも粒揃い。聴けば聴くほど奥深さが沁みる傑作と言えるだろう。