ウィル・テイラー(ドラムス)加入後では初のアルバムとなる通算12作目。UKパンクのヴェテランらしい貫禄を漲らせ、全体的にはメロディーに比重を傾けた親密な楽曲が並ぶ。空間を美麗に彩る鍵盤も滋味深い音色をグッと引き立て、一曲一曲が豊潤な物語のように響く。疾走感溢れる“Motorcycle Man”、大仰なバラード調の“Roderick”など良曲が揃っている。