いろいろあって服役後のミックステープ3部作で脚光を浴びたロンドン出身ラッパーが英デフ・ジャムでファースト・アルバムを完成。いわゆる昨今のUKっぽさも纏いつつ、“Quite Befitting”やハリー・フラウドによる“Track Flocaine”のように、歌い口もビート選びも90年代のUS東海岸マナーを思わせる味わいが印象的で良い。いろいろあってまたお縄になったようだが……。