前作『PEOPLE』以降に配信で発表してきた楽曲を基本リリース順通りに収録した約2年ぶりのセカンド・アルバム。きのぽっぽや菅原圭といった新顔をフィーチャリングに迎えつつ、邦ロックとニコ動双方のカルチャーから抽出した巧みなソングライティングに、グローバルなポップスのサウンドメイクを組み合わせた楽曲は本作も充実。YouTubeから飛び出して今ではライヴ・バンドとしての人気も確立し、“closer”や“鈴々”といったダンサブルなパーティー・チューンが際立つ一方、歌詞から感じられる鬱屈した心情もまた彼らの大きな魅力であり、青さの残るパンク・ナンバー“高円寺にて”がその象徴だ。