そもそもUSインディー勢のなかでも美メロに定評のあったバンドだけに、〈シングル化できるストレートなポップソングだけで構成されるアルバムをめざした〉というこの6作目が悪いわけがない。ケイシー・マスグレイヴなどフォーキーな音作りを得意とするダニエル・タシアンの起用もばっちりハマっており、永遠に続いてほしいとさえ思う至福の時間が広がる。