高級ワインみたいなジャケも目を引く、USインディーの重要グループが放った3年ぶりの新作。オリジナル・メンバーであるマット・モンデナイルの脱退には驚いたが、冒頭曲“Darling”をはじめ、心にすっと入り込むノスタルジックな歌メロや複雑に折り重なったギターは良い意味で変わらず、何度聴いても飽きることがない。彼らはもう、ティーンエイジ・ファンクラブのようなヴェテランの域に達しつつあるのかも。