USインディー・シーンの重要グループ、リアル・エステイトの2年半ぶりとなるアルバムが到着しました。元ガールズのマット・コールマンがメンバーに加わり、ウィルコ所有のスタジオでレコーディング。どの曲からも切ないほどに爽やかなツイン・ギターのアルペジオと、透明感のあるヴォーカル・ハーモニーが溢れ出し、うっすらとかけられたリヴァーブも全体に漂う儚さやノスタルジーを助長します。つまり、彼らの魅力が存分に発揮されているのですが、ローファイ・ポップと謳われたのもいまは昔、音質/スケール感が格段に向上していて、ノラ・ジョーンズやライアン・アダムス作品で知られるトム・シックのプロデュース力がキラリ! メインストリームでのブレイクを予感させる充実作ですよ!