アフリカ各地の女性スター・シンガーが集い、女性の権利を擁護し女性に対する暴力と闘うため結成されたスーパー・グループの第3弾。バンドというよりクルーといった感じでアルバム毎にメンバーが変わるのだが、今回は発起人のひとりママニ・ケイタ、ドベ・ニャオレ、キャンディ・ギラ、ファファ・ルフィーノが中心。切実なメッセージ、声、そして伝統的な歌唱という3本軸はそのままに、トラックは808の使用や80年代ヒップホップへのオマージュも見られるが音使いは現代的でこれまでと比べずいぶんと洗練された印象。U2やテイラー・スウィフトを手掛けてきたジャックナイフ・リーの手腕が光る。