ひし美ゆり子の著書「改訂新版 アンヌとゆり子」が2024年6月24日(月)に刊行される。本書は永遠のアイドル・ひし美ゆり子が2024年に(喜寿)を迎えることを記念した企画で、「ウルトラセブン」アンヌ隊員後の日常を赤裸々に、正直に綴ったエッセイ「アンヌとゆり子」(2000年)に新たな装丁・造本を施し、新規コンテンツを加えたもの。

「ウルトラセブン」のアンヌ隊員役をはじめ、「プレイガール」「好色元禄(秘)物語」など、数多くのテレビ・映画作品で今なお多くのファンのハートを鷲掴みにしている永遠のアイドル=ひし美ゆり子。仕事をセーブしつつも、現在も精力的な活動をおこなっている女優だ。

そんなひし美が、きたる2024年6月10日に喜寿(77歳)の誕生日を迎える。復刊ドットコムでは多くのアンヌ隊員関連商品がこれまでに企画・販売されてきたが、今回、生誕77年の記念企画として2000年に同文書院から出版されたエッセイ「アンヌとゆり子」(2002年に講談社より「隊員服を脱いだ私」に改題発行)を底本とする豪華新装版エッセイがリニューアル刊行される。

本書の内容はアンヌ隊員の終了後(=著者の現実世界)の様子が綴られたもので、自らを取り巻く環境、刊行当時に経営していた店の話、往年の「ウルトラセブン」ファンとの交流録、家族のことなど、多岐にわたる。今回の新装刊では、底本の内容はもちろんのこと、「隊員服を脱いだ私」の刊行後に身の回りで起こった出来事や自身の心境などについて、オフィシャルブログ〈あれから55年… アンヌのひとりごと〉に書かれたものやXに投稿した文章などを参考にエピソードを精選。執筆当時の著者の考え、心の動きなど、大切に残すべき部分はそのままに、活字として残したい、将来に向けて伝えたい、鬼籍に入った方々への思いなどについて、ひし美による推敲を重ねて、さらに掘り下げた、本人の筆による集大成となる一冊を目指した。

本書には、底本に収録されていた「ウルトラセブン」のスタッフとの座談会、「プレイガール」の座談会、成田亨の寄稿文なども再録されている。また上記に加えて、盟友でもある満田かずほ(漢字表記は禾に斉)監督との新規特別対談も新たに収録された、まさに女優・ひし美の仕事とプライベートのすべてがわかる一冊になっている。

改訂版を鋭意校正中のひし美本人から、リリースに向けたメッセージが特別に届いている。

日々に悪戦苦闘しながらもなんとか書き下ろした『アンヌとゆり子』は私にとってとても思い出深い一冊です。
それを私の77歳のお祝いにあわせて復刊しましょうというお話を頂き、四半世紀を振り返りながら、あらたな文章を加えまとめ直しています。
文章を書くことが本業ではない私が綴るこれまでとこれから。
ぜひ皆さんにお手に取って頂ければ嬉しいです。

ひし美ゆり子

24年の時を超えてよみがえる〈新・アンヌとゆり子〉。貴重な一冊を、ぜひ手に入れてほしい。

 


BOOK INFORMATION

ひし美ゆり子 『改訂新版 アンヌとゆり子』 復刊ドットコム(2024)

発売日:2024年6月24日(月)
ISBN:9784835459240
判型:四六判
頁数:352頁
価格:3,520円(税込)

目次例 ※制作中のもので内容が変更になる可能性があります
★:鼎談、対談 ◎:あとがき
【『アンヌとゆり子』/『隊員服を脱いだ私』見出しより】
『セブン セブン セブン』刊行の顛末
写真集とCD-ROM
「台北飯店」繁盛記
ファンとの交流いろいろ
今まで書けなかったこと
ゆり子・オン・ムービー - 映画女優
ゆり子・オン・TV - テレビ女優
アンヌとゆり子
オーストラリア旅行こぼれ話
★『ウルトラセブン』座談会 - 31年目の同窓会(再録)
田口成光 × 山本正孝 × 関根ヨシ子
★『プレイガール』座談会 -いいオンナたちの意外な素顔(再録)
江崎實生 × 浜かおる × 八並映子
★寄稿 ひし美さんとの思い出/成田亨(再録)
◎『アンヌとゆり子 隊員服を脱いだ私』(2000年)あとがき
◎『隊員服を脱いだ私』(2002年)あとがき
※一部内容を除き、本文中に記されている情報は、上記底本発刊当時のものです。

【新章『アンヌとゆり子』増補分見出しより】 ※以下は企画段階のものです。実際には変更になる可能性もございます
冬木透先生との出会い
新しい2冊の写真集とDVD
主題歌に参加!?
オファーは突然やってくる
2010年代もいろいろ出演
私の本が出版ラッシュ!?
少女時代の家族の話
アジアンタイペイの思い出
ケガ多き私
孫たちとの楽しみ
コロナでの激変生活
★満田かずほ(※漢字表記は禾に斉)× ひし美ゆり子 特別対談
◎『改訂新版 アンヌとゆり子』(2024年)あとがき

※本企画は、2000年に同文書院から出版された著者によるエッセイ「アンヌとゆり子」(2002年に講談社より「隊員服を脱いだ私」に改題発行)を底本とし、内容の一部に修正、加筆のうえ、新たな装丁にて刊行するものです
※内容は予定ですので、若干変更の場合もございます

©ひし美ゆり子

 


PROFILE: ひし美ゆり子
東京都出身。65年、東宝入社。66年、映画「パンチ野郎」でデビュー。67~68年、特撮テレビシリーズ「ウルトラセブン」の友里アンヌ役で好評を得る。72年、フリーに。「鏡の中の野心」、「忘八武士道」、「好色元禄(秘)物語」(75年、第一回映画ファンのための映画まつり・主演女優賞)などの映画作品のほか「プレイガール」(73~74年)、「必殺仕切人」(84年)などテレビにも多数出演。97年、初のエッセイ集「セブンセブンセブン わたしの恋人ウルトラセブン」(小学館)を上梓、その飾らぬ素顔とユーモアで新たなファン層を獲得。近刊に「ダンとアンヌとウルトラセブン」(小学館)、「ひし美ゆり子写真集 All of Anne: 2021」、「days of ANNE 1967-2008」、「ひし美ゆり子写真集 YURIKO 1967-73」(以上、復刊ドットコム)など。