現行シーンのトップ・ラッパーによる約2年ぶりの通算4作目は、これまで同様に持ち味であるダークなトラップ・サウンドと凄味のある中毒性高いフロウのコンビネーションで構成。グロリラやラトー、ドレイクといった華のあるゲスト陣を招きながらも統一された世界観にブレはなく、アルバム全体がタイトル通りにストリートの緊迫した空気で包まれている。グッチ・メインやDMXの名曲を引用しながら自己流に再構築する手腕も痛快だ。ラストの“I WISH”ではニプシー・ハッスルやテイクオフ、ジュース・ワールドらストリートで散っていったラッパーたちを厳かに追悼している。
21サヴェージ(21 Savage)『WHAT HAPPENED TO THE STREETS?』ドレイクら華のあるゲストを招き、ストリートの緊迫した空気を伝える痛快作