4年ぶりの5作目。ジョン・コングルトンをプロデュースに迎えた今回は、やるせない甘茶ソウル感の“Era Primavera”をはじめ、持ち前のサイケ感、ユルさ、さまざまな音楽のガンボ感はそのままに、よりブラッシュアップされたアルバムとしての完成度を誇る。作品ごとに初期のインディー加減が薄まって良い意味で整っていくなか、本作はそのバランスが絶妙なピークを迎えている。