STOP MAKING SENSE
伝説的コンサートフィルムが公開から40周年! その豪華すぎるトリビュート盤も登場!
デヴィッド・バーンのライヴ映画「アメリカン・ユートピア」(2020年)が話題になって以降、その源流にあたるジョナサン・デミ監督の「ストップ・メイキング・センス」(84年)にも改めて光が当たるようになった。バーンの在籍したトーキング・へッズが83年12月にハリウッド・パンテージ・シアターでライヴを行い、その模様を記録したのが翌年公開のライヴ映画「ストップ・メイキング・センス」だ。公開40周年を迎えた今年2月には4Kレストア版でリヴァイヴァル上映され、そちらもソフト化されたばかりだが、前後してそのサントラにあたるライヴ盤『Stop Making Sense』がデラックス・エディションで届けられた。
かの“Psycho Killer”で始まるオリジナルの全9曲+15周年時に追加された7曲でほぼ映画内の音源は揃っていたが、2CD仕様となる今回のデラックス版ではついに“Cities”と“Big Business / I Zimbra”も追加。これで本編中の全曲が音源でも楽しめることになったわけだ。
それと同時に、全16曲を16組が披露したトリビュート盤『Everyone’s Getting Involved: A Tribute To Talking Heads’ Stop Making Sense』が登場した。マイリー・サイラスが“Psycho Killer”を、ナショナルが“Heaven”を、ブロンドシェルが、リンダ・リンダズが……と、顔ぶれは超豪華。他にもパラモア、バッドバッドノットグッド × ノラ・ジョーンズ、ロード、ガール・イン・レッド、チカーノ・バットマンら多彩な面々が揃っていて、折衷的なオリジナルの入口の多さを改めて確認できる好盤だ。
ジョナサン・デミ監督による84年公開作のBlu-ray「ストップ・メイキング・センス」(ギャガ)