2000年、第14回ショパン国際ピアノコンクールで史上最年少優勝を果たしたユンディ。今回新プロジェクトとしてモーツァルト:ソナタ・シリーズが始動します。記念すべき第1弾は第11番“トルコ行進曲付き”に、第8番と第14番。適度に軽やかで、音が最初から最後まで安定の一音一音ずつクリアなタッチがモーツァルトと親和性が高い。細かいパッセージもムラのない徹底したテクニック。繊細に、丁寧に音楽を作り上げているのがひしひしと感じられ、その音の世界に気付いたら入り込んでいた。