INIのニューシングル『THE FRAME』のリリースを記念して、タワーレコードではフリーマガジン「TOWER PLUS+ INI 特別号」を発行! ここでは中面に掲載された、メンバーインタビューの完全版を掲載いたします。「TOWER PLUS+」はタワーレコード全店にて配布中です!※ *TOWER PLUS+編集部
2024年6月26日、6thシングル『THE FRAME』をリリースしたINI。同作には〈僕らを囲う「THE FRAME」を壊す〉という言葉とともに、これまでとはひと味違った11人の姿を映した楽曲が詰まっている。また、様々な場面でメンバーがクリエイティブにも携わっており、今まで以上に〈INI色〉が伝わってくるはずだ。2024年2月には京セラドーム大阪での単独ドーム公演を成功させるなど、着実に成長し続けている彼らは同作をどう捉えているのだろうか。本人たちにじっくり語ってもらった。
踊りまくりで叫ぶように歌ったパッション重視の“LOUD”
――まずは、収録曲の魅力から教えてください。タイトル曲“LOUD”はいかがでしょうか。
田島将吾「“LOUD”はタイトル曲なので、MVなどいろんなコンテンツがあるのですが、たくさん踊っています!」
一同「本当に!」
藤牧京介「タイトルの『THE FRAME』には〈世の中が決めた偏見〉という意味があって、その枠を壊すような構成の振付があったり、バズーカーを作る構成があったり、目で見て楽しめるダンスが特徴的です」
後藤威尊「“TAG”や“MORE”、“INItialize”なんかの振付をしてくれたMOTFさんが振付をしてくださってね」
藤牧「そう。MOTFさんはエネルギッシュで体力を使う振付が多いのですが、“LOUD”も過去曲と同じレベルか、越してきたんじゃないかというくらいのレベルで(笑)」
松田迅「僕、ラスサビの振りが好き」
一同「あー!」
松田「遊びみたいな感じの振り付けで、やっていて楽しいです」
髙塚大夢「振りはあるけど、フリーに近いみたいな。みんながそれぞれ音楽に乗っている感じがすごくいい感じです。それを表現するために、あえて作り込まずに踊っています」
田島「ラスサビまでは社会の決まりから抜け出せない状態なのですが、ラスサビでは自分の固定観念を壊して〈抜け出したぜ!〉という気持ちでやっています。だからMVでも本当に壁を壊しているんですよね」
池﨑理人「俺と、たじくんと洸人の3人でね」
田島「壁に突進するのですが、同時に爆発する装置が起動していて。その粉の量がエグすぎて、全身灰色になりました(笑)。でも楽しかったです」
髙塚「僕は迅たちとスナイパーみたいな人から逃げ回っていました」
松田「そうそう! いろんなしがらみから逃げている感じです。MV撮影は楽しかったのですが、本当にダンスがハードな曲なのでライブでパフォーマンスする時は気合いを入れないと持たないかもしれないです(笑)」
――MVもパフォーマンスも楽しみです。レコーディングはいかがでしたか?
藤牧「歌パートは、〈叫んでください〉というディレクションをしていただきました」
髙塚「上手く歌うというよりも、パッションが大事だよねとメンバー同士でも話していて。僕はダンスブレイク部分のアドリブを担当しているのですが、みんなのダンスのスイッチが入るパートでもあったので、そのニュアンスを出すのに苦労しました。音程を意識すると綺麗になりすぎてしまうので、声を枯らす勢いで歌っていて。がなるように歌いたかったので、一番最後に録っていただきました」
田島「僕、この曲の作家さんと仲良くなって〈この曲はどう作り始めたんですか?〉などいろいろ話を聞くことができました。関係性を築けたからこそ、レコーディングも上手くできて。テンポ感が良かったです。〈今のいいね。もう1回〉って1テイク録ってから2テイク目にいくまでの速さが0.1秒。変に間を取らない、途切れさせないレコーディングだったので、ゾーンに入ってラップをすることができました」