INIの3RD ALBUM『THE ORIGIN』のリリースを記念して、タワーレコードではフリーマガジン「TOWER PLUS+ INI 特別号」を発行! ここでは中面に掲載された、メンバーインタビューの完全版を掲載いたします。「TOWER PLUS+」はタワーレコード全店にて配布中です! *TOWER PLUS+編集部

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INI 『THE ORIGIN』 LAPONE(2025)

 

6月25日、INIが3RD ALBUM『THE ORIGIN』をリリースした。同作は6TH SINGLE『THE FRAME』からスタートした〈革命3部作〉の最終章。それにふさわしい、さまざまなINIが見える12曲が収録されている。そんな同作について、本人たちからたっぷり語ってもらった。


 

西洸人が歌にこだわり抜いた“DOMINANCE”

――まずはタイトル曲“DOMINANCE”の聴きどころから教えてください。

髙塚大夢「タイトル曲を決める時に、僕は“DOMINANCE”が一番しっくりきました。キャッチーさとINIの色がしっかり感じられる曲に仕上がっているのかなと思います」

池﨑理人「たしかに、INIらしいかっこよさをこの曲で完全に作り上げられたと思います。それに、ラップを担当することが少ないメンバーがラップっぽいパートを担当しているから、MINI(INIのファンの呼称)の皆さんにとっても新鮮だと思います。僕たちもやっていて楽しいし、王者感が出せているのかなと思います」

西洸人「サビなど中毒性があって印象に残りやすい楽曲ですよね」

藤牧京介「だからこそ何回も聴いてほしい1曲です」

木村柾哉「ここまでフックがキャッチーで耳に残るのは、INIの中でも珍しいかもしれません」

池﨑「フックで一気に音数が少なくなって、声が響くからかっこいいんですよね」

西「僕、1番のサビの〈Da da da da da da da da da〉というパートを担当しているのですが、すごくプレッシャーがあって」

一同「そうだったの?!」

西「タイトル曲だし、一番印象に残るパートでもあるじゃないですか。しかも、理人が言ってくれたようにビートが抜けていて自分の声だけが聴こえるんです。なので、このパートはレコーディングですごくいろんなパターンを試しました。息の量や声の絞り具合、喉の締め付け具合などこだわり抜いたパートです」

藤牧「あぁ、あれか。2時間くらいやっていましたよね」

西「そう。それで、僕の後のMJ(松田)に少し嫌な顔をされました」

松田迅「だってー! 西くんめっちゃ時間押すんだもん(笑)」

西「ごめん、ごめん(笑)。でもMJが待っていてくれたかいもあって、納得いくものにできたと思う。ありがとう」

――ちなみに、これまでタイトル曲のパフォーマンスについてお聞きすると、西さんから「ダンスが激しくてやりすぎだと思います」というコメントをいただくことが多いのですが、“DOMINANCE”はいかがでしょう?

西「やりすぎですね(笑)。というのは冗談として、まだパフォーマンスした数が少ないんですよね。回数を重ねていくうちに振り付けの捉え方も変わっていくと思っていて。それに、楽曲はもちろん、振り付けにもメンバーから意見を出させてもらう機会も増えているので、以前よりも納得いく作品に近づいている手応えがあります」

木村「今までの楽曲と比べると、比較的真似しやすい振りになっていると思うので、ライブでMINIの皆さんも一緒に真似してもらえると思います」

池﨑理人

池﨑理人のクリエイティブが詰め込まれた“Potion”

――楽しみです。続く“Potion”は池﨑さんがお1人で作詞を担当されていますね。

池﨑「初めて単独で作詞させていただきました。〈僕たちはまだまだ若い、若さというPotionがある。それを飲んで苦しい壁も乗り越えていこう〉というテーマなのですが、改めて見ると英語が多くなっちゃったなと思っています(笑)。

僕、英語が好きで自分で曲を作る時も英語のほうが音にはめやすいんです。ただ、〈やんちゃ〉な部分はしっかり表現していきたかったので、アメリカの若者が聴くラップのスラングなどを使ってみました。

それと、1番のプリコーラスには〈BREAK THE CODE〉などツアーのタイトルや〈LOUD〉というシングルの曲名も入れて、最後に今やっているツアータイトルの〈XQUARE〉(square)につなげていて」

尾崎匠海「オシャレすぎる!」

髙塚「すごいよね。メンバーの理人が作詞をしてくれたからこそ、等身大の歌詞になっていると感じますし、INIの色が濃く出ているなと思います。歌っていてすごく楽しいです」

池﨑「MINIの皆さんにも僕らとの思い出に浸っていただけるような歌詞にしてみました」

――どれくらいで歌詞を書かれたのでしょうか?

池﨑「1週間くらいかかったかな。韓国のチームとやり取りをしつつ、作っていきました」

尾崎「僕、“Potion”がとても好みなんです。歌詞が音にすごくはまっているんですよ。歌っている時の気持ちよさをかなり感じています」

池﨑「ありがとう。MINIの皆さんも好きって言ってくれているので嬉しいです」

後藤威尊「今の理人の話を聞いていても〈ヤバい!〉と思いましたし、“Potion”デジタル配信のアザージャケットも理人が書いてくれたし、僕たちが着ているパーカーのデザインも理人が担当してくれていて」

尾崎「あとバンダナもな!」

後藤「理人のクリエイティブが詰め込まれていて、僕も大好きです」

池﨑「ありがとう! 皆さんにも愛してもらえたら嬉しいです」