20年以上のキャリアを誇り、バトル界隈でも名を馳せるデトロイトの実力派ラッパー/プロデューサーによる新作は信頼のメロー・ミュージックから。セルフ・プロデュースのトラック群はソウル系のサンプリング・サウンドで統一され、同郷のクエール・クリスやエルザイらのゲスト参加もあり。ピアノをバックにラップした“Grand Piano”での荘厳な閉幕も見事だ。