THE ROOSTERSのライブアルバム『The Basement Tapes~Live at Shibuya eggman 1981.7.14. 1st show』『The Basement Tapes~Live at Shibuya eggman 1981.7.14. 2nd show + Rehearsal』が2024年11月25日(月)にリリースされる。
1981年7月14日、THE ROOSTERSが大江慎也(ボーカル/ギター)、花田裕之(ボーカル/ギター)、井上富雄(ベース)、池畑潤二(ドラムス)というオリジナルメンバーの4人でおこなった東京・渋谷eggmanでの伝説的なライブ。その1stショーと2ndショー、さらにリハーサルの音源が、バンドが正式に解散してから20年の節目になる2024年、最新リマスタリング仕様でリリースされる。
両作は紙ジャケットCDと、今回が初となるアナログレコードでリリースされ、タワーレコード限定で販売される。アナログレコードは今年、英ロンドンのアビー・ロード・スタジオでエンジニアのアレックス・ウァートンによりカッティングされた。
『The Basement Tapes~Live at Shibuya eggman 1981.7.14. 1st show』について、プレスリリースには次のように書かれている。
2ndアルバム『THE ROOSTERS a-GOGO』および、4thシングル“GIRL FRIEND”のリリースから間もない1981年7月14日、威嚇するように〈前のめり〉なスリルとエネルギーに満ちたTHE ROOSTERSの魅力満載のドキュメンタリー。あらためて〈ライブが最高〉とファンを奮い立たせる。スタジオ録音がなく、オリジナルアルバム未収録の名曲カバーの数々も貴重。
1stショーの幕開けはザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの“WE’RE GONNA HAVE A REAL GOOD TIME TOGETHER”をベースにして英語詞で書かれたアルバム未収録曲“EVERYTHING’S GOES ON”、2ndアルバム『THE ROOSTERS a-GOGO』からの先行シングル“ONE MORE KISS”とそのカップリング曲“DISSATISFACTION”、4thシングル“GIRL FRIEND”、サンハウスのカバー“BACILLUS CAPSULE”“FLY”など。ドクター・フィールグッドのカバーでライブの定番ながらスタジオ録音はなく、アルバム未収録の“SHE DOES IT RIGHT”も嬉しい。1stアルバム『THE ROOSTERS』からはボ・ディドリーの代表作でザ・ローリング・ストーンズも初作でカバーした“MONA (I NEED YOU BABY)”、さらに“新型セドリック”“FOOL FOR YOU”、デビューシングル曲“ROSIE”などのオリジナル曲で九州時代からのライブの定番曲も圧巻。1stショーを締めくくった“BYE BYE MY GIRL”もスタジオ録音はないが、ライブのクライマックスの定番。
『The Basement Tapes~Live at Shibuya eggman 1981.7.14. 2nd show + Rehearsal』については次のとおり。
2nd showでは、2ndアルバム『THE ROOSTERS a-GOGO』からザ・トルネイドーズによる世界的ヒット曲でザ・ベンチャーズのカバーでも有名なインストゥルメンタルのカバー“TELSTAR”、おそらく大江慎也がブルースハープを響かせるチャック・ベリーのカバー“COME ON”、大江慎也作のオリジナル曲“FADE AWAY”、スリム・ハーポ(ジェームス・ムーア)のカバー“I’M A KING BEE”、ボ・ディドリーの代表曲のカバーでザ・ヤードバーズによるカバーでも知られる“I’M A MAN”“SITTING ON THE FENCE”、3rdシングル“ONE MORE KISS”のカップリング曲“DISSATISFACTION”などのオリジナルも数多く演奏された。
1stアルバム『THE ROOSTERS』からはボ・ディドリーの代表作でザ・ローリング・ストーンズによるカバーでも有名な“MONA (I NEED YOU BABY)”のカバー、1stショーとは違った雰囲気のデビューシングル“ROSIE”、そのカップリング曲でザ・ローリング・ストーンズやマディー・ウォーターズのカバーでも知られるウィリー・ディクソンの“I Just Want To Make Love To You”の邦題を借用した“恋をしようよ”、2ndシングル“どうしようもない恋の歌”、エディ・コクランのカバー“C’MON EVERYBODY”、ザ・ローリング・ストーンズもカバーしたブルースやR&Bのスタンダード曲、50sポップスなどが並ぶ選曲がうれしい。アルバム未収録ながらライブの定番曲“LEATHER BOOTS”、ドクター・フィールグッドのカバーでライブの定番“SHE DOES IT RIGHT”が聴けるのも貴重。
アンコールでは1stアルバムの1曲目に収録されたザ・チャンプスの名曲のカバー“TEQUILA”、同じく1stアルバム収録のサンハウスのカバー“DO THE BOOGIE”(作詞:柴山俊之 作曲:鮎川誠)、2ndアルバムの収録曲でコニー・フランシスのラブソングをロックでカバーした“LIPSTICK ON YOUR COLLAR”、ライブのクライマックスの定番ながらスタジオ録音がないアルバム未収録曲“BYE BYE MY GIRL”などで締めくくる。1stショーと2ndショーではセットリストをかなり変えており、重複するのはシングル曲など4曲のみ。
ボーナストラックとして同日1981年7月14日、渋谷eggmanでの1stショーの本番前のリハーサル音源を収録。“ROSIE”など1stショーと2ndショーの両方で演奏した人気曲を中心に、楽器やマイク、機材を調整しながらの7曲の演奏が聴ける。
またタワーレコードは、『ルースターズ/The Basement Tapes~Studio Session 1980』『ルースターズ/LIVE 1982』の2タイトルも紙ジャケットCDと初のアナログレコードで、タワーレコード限定で2025年1月22日(水)にリリースする予定だ。
なお今回の2作の発売日である11月25日は、THE ROOSTERSのデビューアルバムが44年前にリリースされた日にあたる。タワーレコードは他社の様々な動きとも連動し、各店とオンラインでTHE ROOSTERSの結成45周年を展開し盛り上げていくとのこと。
RELEASE INFORMATION
リリース日:2024年11月25日(月)
2024年最新リマスター仕様/書き下ろし解説(今井智⼦)・歌詞付き
■CD(PS/RM)
品番:PROT-1381
仕様:A式見開き紙ジャケット仕様CD1枚組
価格:3,300円(税込)
■LP(LP/RM)
品番:PROT-7305
仕様:A式見開き紙ジャケットアナログ・レコードLP1枚組
価格:4,400円(税込)
Analog Cutting Engineer: Alex Wharton (Abbey Road Studios, London)
TRACKLIST
CD *LPは1-6曲目をSIDE A、7-12曲目をSIDE Bに収録
1. EVERYTHING’S GOES ON(作詞:大江慎也 作曲:大江慎也)
2. DISSATISFACTION(作詞:大江慎也 作曲:大江慎也)
3. BACILLUS CAPSULE(作詞:柴山俊之 作曲:鮎川誠)
4. MONA (I NEED YOU BABY) (作詞・作曲:Ellas McDaniel)
5. GIRL FRIEND(作詞・作曲:大江慎也)
6. SHE DOES IT RIGHT(作詞・作曲:Wilko Johnson)
7. ONE MORE KISS(作詞:大江慎也/Alexander Mosley 作曲:大江慎也)
8. FLY(作詞:大江慎也 作曲:THE ROOSTERS)
9. ROSIE(作詞・作曲:大江慎也)
10. 新型セドリック(作詞・作曲:大江慎也)
11. FOOL FOR YOU(作詞・作曲:大江慎也)
12. BYE BYE MY GIRL(作詞:大江慎也 作曲:大江慎也)
All Produced & Arranged by THE ROOSTERS 大江慎也(ボーカル/ギター)、花田裕之(ボーカル/ギター)、井上富雄(ベース)、池畑潤二(ドラムス)
リリース日:2024年11月25日(月)
2024年最新リマスター仕様/書き下ろし解説(今井智⼦)・歌詞付き
■CD(PS/RM)
品番:PROT-1382
仕様:A式見開き紙ジャケット仕様CD 1枚組
価格:3,300円(税込)
■LP(2LP/RM)
品番:PROT-7306/7
仕様:A式見開き紙ジャケットアナログレコードLP 2枚組
価格:6,600円(税込)
Analog Cutting Engineer: Alex Wharton (Abbey Road Studios, London)
TRACKLIST
CD *LPは1-7曲目をSIDE A、8-14曲目をSIDE B、15-18曲目をSIDE C、19-25曲目をSIDE Dに収録
1. TELSTAR(作詞・作曲:Joe Meek)
2. Come On(作詞・作曲:Chuck Berry)
3. Fade Away(作詞・作曲:大江慎也)
4. MONA (I NEED YOU BABY)(作詞・作曲:Ellas McDaniel)
5. I’M A KING BEE(作詞・作曲:James Moore)
6. どうしようもない恋の唄(作詞:南浩二 作曲:大江慎也)
7. SHE DOES IT RIGHT(作詞・作曲:Wilko Johnson)
8. I’M A MAN(作詞・作曲:Ellas McDaniel)
9. ROSIE(作詞・作曲:大江慎也)
10. LEATHER BOOTS(作詞・作曲:大江慎也)
11. SITTING ON THE FENCE(作詞・作曲:大江慎也)
12. DISSATISFACTION(作詞・作曲:大江慎也)
13. 恋をしようよ(作詞・作曲:大江慎也)
14. C’MON EVERYBODY(作詞・作曲:Eddie Cochran/Jerry Capehart)
15. TEQUILA(作詞・作曲:Chuck Rio)
16. DO THE BOOGIE(作詞:柴山俊之 作曲:鮎川誠)
17. LIPSTICK ON YOUR COLLAR(作詞・作曲:G. Goehning/Edna Lewis)
18. BYE BYE MY GIRL(作詞・作曲:大江慎也)
Bonus Tracks
19. ROSIE(作詞:大江慎也 作曲:大江慎也)
20. LIPSTICK ON YOUR COLLAR(作詞・作曲:G. Goehning/Edna Lewis)
21. DISSATISFACTION(作詞・作曲:大江慎也)
22. I’M A KING BEE(作詞・作曲:James Moore)
23. SHE DOES IT RIGHT(作詞・作曲:Wilko Johnson)
24. BYE BYE MY GIRL(作詞・作曲:大江慎也)
25. TELSTAR(作詞・作曲:Joe Meek)
All Produced & Arranged by THE ROOSTERS 大江慎也(ボーカル/ギター)、花田裕之(ボーカル/ギター)、井上富雄(ベース)、池畑潤二(ドラムス)
PROFILE: ザ・ルースターズ(THE ROOSTERS/THE ROOSTERZ)
1979年、福岡県北九州市、大江慎也(ボーカル)、花田裕之(ギター)、井上富雄(ベース)、池畑潤二(ドラムス)の4人で結成され、1980年11月、シングル“ロージー”でデビュー。同年同月、1stアルバム『THE ROOSTERS』を発表。ブルースの定番曲、ウィリー・ディクソンの“Little Red Rooster”に由来するバンド名が示すとおりザ・ローリング・ストーンズのレパートリーなどに代表される洋楽ロックのカバーやオリジナル曲をシンプルなビートで演奏していたが、徐々にニューウェーブ的な音へ接近。1982年にドラマーが交代し、下山淳(ギター)がこの頃に加入。大江が体調を崩した1983年頃から花田と下山を中心に活動を続け、84年の『φ (PHY)』を最後に大江は休養に入った。バンドは1988年に解散したが、現在も各メンバー現役で活動中。
オフィシャルサイト:https://columbia.jp/roosters/