恩讐を越えて古巣デス・ロウを引き継いだスヌープ・ドッグの後見で届いたダズ&コラプトの新作は、もちろんあのロゴが刻印された一枚に。しかも『Cali Iz Active』(2006年)以来のスヌープほぼ参加トリオ状態の構成とあって、久しぶりに気合が入る同輩も多いだろう。スヌープによるイントロから往年の作法で迫り、続くリック・ロック製の“Smoke Up”から独特の空気が漲る。ネイトの代役なのかブッチ・キャシディの出番が多く、イーストサイダーズとRBX、DJプレミアを伴ったレディ・オブ・レイジの登場も嬉しいし、ブラストやオクトーバー・ロンドンら後進の引き具合も抜群。これぐらいの感じがいいです。