澤野工房からの最新盤はイタリアのピアニスト、ロベルト・オルサーのロマンティシズムあふれるトリオ作。ロベルト・オルサーは同国の名ピアニスト、エンリコ・ピエラヌンツィを師匠に持つだけに、そのタッチの美しさは絶品で、その魅力は本作でも存分に堪能できる。澤野工房での6作目のリーダー作となった本作はベースには欧州ジャズ・シーンで活躍するロシア人ユーリ・ゴロウベフ、ドラムスにはイタリアのジャズ・シーンを中心に名を馳せるマウロ・バッジオという気心知れたお馴染みの顔ぶれで、オルサーやゴロウベフのオリジナルから、エンニオ・モリコーネ、日本の梅林茂などの楽曲を極美の解釈で奏でる。
ロベルト・オルサー・トリオ(Roberto Olzer Trio)『Aurora』エンニオ・モリコーネ、梅林茂らの楽曲を極美の解釈で奏でたリーダー作
ジャンル
ジャズ