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Cocoro

初ライブでの〈ここからNEK!が始まるんだ〉という確信

――本当に4人それぞれの生き様と音楽愛があって、NEK!が生まれているんですね。4人が共通して持っている、NEK!としての夢ってあるんですか?

Natsu「〈あれ〉じゃない?」

Kanade「Hikaさん、言っちゃってください!」

Hika「目標は……武道館!」

KanadeCocoroNatsu「……え?」

――3人が思ってたのと違うっぽいですね(笑)。

Hika「え、どれ?」

Kanade「近い夢は、まずはZepp制覇です」

Cocoro「今年の8月末に初めてZepp Shinjuku (TOKYO)に立たせてもらったんですけど、もっといろんな場所でやらせていただけるようになりたいなと思いました」

Natsu「当たり前のようにZeppでできるように大きくなりたいよね」

Hika「Zepperになります!」

――いいですね。4人で初めてのライブのことは覚えていますか?

Cocoro「初ライブはeggmanでやらせていただきました。私は、さっき名前を出したGacharic Spinのyuriさんがその前にやっていたバンドを観るために2回くらいeggmanに来たことがあったんです。それ以来〈いつか、私も自分のバンドでここに立ちたいな〉と思っていて。NEK!でeggmanのステージに立てることになって、感極まりました。しかも、その日はyuriさんも観に来てくださって」

Hika「初めて〈NEK!です! よろしくお願いします!〉と言ったときに、〈ここからNEK!が始まるんだ〉と思って、鳥肌が立った記憶があります」

Kanade「私、あの日は緊張して頭が真っ白で。フロアの様子も覚えてないくらい、とにかく緊張したことだけ覚えてます(笑)」

Hika「でも、あの初ライブから数えきれないくらいライブをやらせていただいて、その中で一人ひとりの技術が上がっている実感もあります。ライブ後は絶対に各々当日のライブ映像を見返すんですけど、見返していると、自分も含め、いろいろな変化に気づくんです。〈こんなに歌えたっけ?〉とか、〈こんなに弾けるようになったんだ!〉と思うことが少しずつ増えてきました」

Natsu「あとはシンプルに、ライブを楽しめるようになりました。メンバーみんなの表情を見ていると、お客さんの方々と一緒にライブを作り上げられるバンドになってきたのかなと感じることが増えてきて。最初は緊張や不安でいっぱいだったのですが、ライブを重ねること〈楽しいな〉って、純粋に音楽を楽しめる状況に少しずつなってきた気がします」

 

インターネットの素晴らしさと窮屈さ

――今回、1stフルアルバム『MEME』がリリースされましたが、やはり「ネット社会への鬱憤」というか、歌詞には今のSNSを取り巻く状況への怒りとか、その上で〈自分たちはどう生きていきたいのか〉が書かれているものが多いですよね。

Natsu「やっぱり私たちは、インターネットに揉まれてきた世代だと思うので。〈普段言えないことや鬱憤を鳴らそうぜ!〉という気持ちは強くあります。それに、私たち4人はインターネットで出会ったので、だからこそ〈ネットは素晴らしいものだ〉って知っているんです。インターネットがあったからこそ、こんな奇跡的な、運命の4人でバンドができている。だけど、〈その一方で……〉という部分もあって、私たちは、〈その一方で……〉の方を音楽で表現しています」

――怒りや鬱屈とした感情もあるけど、希望もあるのがNEK!の世界観の素晴らしさだと思います。アルバムの最後を飾る“OOAK”なんて、凄く力強いですよね。

Hika「“OOAK”って、〈唯一無二(One Of A Kind)〉という意味なんですけど、聴いてくださる皆さんも唯一無二であってほしいなと思って。この曲にはみんなでコーラスする部分があるんですけど、そこは、ライブで一体感が生まれるんです。〈みんなで乗り越えていこうぜ!〉って、〈SNSという窮屈な世界からみんなで抜け出して、みんなで前向いていこうよ!〉って、そんなことを歌っている歌です」

――そうした力強さや攻撃的な側面がある一方で、“Dear me”という、とても繊細で美しいバラードがあるのも『MEME』というアルバムのポイントだと思うんですけど、この曲はHikaさんにとってどんな曲ですか?

Hika「“Dear me”は……自分自身にとっても、支えになってくれるような曲になってほしいという思いがあって。この曲を歌えば、いつまでも、この曲が自分を支えてくれるような、そういう存在の曲であってほしいなと思って作りました」