アラン・マッギー&ユースのレーベルに移籍しての13作目。プロデュースもユースに委ね、ファンキーなホーンも従えた小気味良い演奏で円熟のロバート節を聴かせる。往年の覇気は望まないとして、ポジティヴな快曲“Walk On, Nothing Is Lost”や感傷的なスロウ“Give Up The Ghost”に宿る熱が味わいどころだ。録音はポール・ウェラーのブラック・バーン・スタジオ。