intoxicateでオペラ・アリア録音をおすすめした、テノールのペネ・パティによる“オー・ソレ・ミオ”“帰れソレントへ”“フニクリ・フニクラ”を含むナポリの歌。歌声は名歌手パヴァロッティの声を筋肉質にしたような明るさと哀愁も感じさせる。特にトスティ“マレキアーレ”は、これはパヴァロッティか?と間違えてしまう。共演はマクシム・エメリャニチェフのモーツァルトで快演を聴かせたイル・ポモ・ドーロ。ヴァイオリン2挺、ギター・マンドリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス各1挺という編成で地中海の空気を想像させるサウンド。彼らアンサンブルだけのトラックもあり実に楽しい。
ペネ・パティ(Pene Pati)『ナポリのセレナータ』明るさと哀愁が混じった声で“オー・ソレ・ミオ”などを歌い、地中海の空気を想像させる