〈SUKIYAKI MEETS THE WORLD 2024〉で来日したグローバル・ポップ集団の待望の初作が到着。インドネシアの民謡グルーヴをクルアンビンにも通じるサイケ味を注入しながらモダンにポップ化するというのが彼らのスタイルで、エキゾなエレクトロ・ビートが駆け抜ける“Baker”などアグレッシヴさとチルさが絶妙に絡み合った個性的なナンバーがひしめいている。サーフ・ギターやファンク・ビートを駆使しながら哀愁満点なメロディーを鮮やかに操る様子にはポップ・スンダの新たな伝道師といった印象を受けるし、はたまたお洒落ムードの作り方もなかなか上手かったりして、相当な逸材であることは明白だ。