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7月の来日公演はユニークでノリのいいショウに

──“The Reason”など数曲でシャノン・ガスキンが参加していますが、いい掛け合いだなと思いました。あなたにとってどんな存在のシンガーですか?

「シャノンはとても才能のあるシンガーなんだ。彼女のボーカルトーンは、レコーディング全体を1970年代のフリートウッド・マックのような壮大なスケールに昇華させてくれた。一緒にレコーディングするのが本当に楽しかったから、今後ライブでも共演できるといいなと思っているよ」

──7月には日本でライブを行いますが、どのような内容になるのでしょうか? あなたの別プロジェクト、フランキー&ザ・ドリーマーズでの楽しい展開があると聞いています。

「フランキー&ザ・ドリーマーズのショウのコンセプトは、僕が長く続けてきたミュージカル『ジャージー・ボーイズ』と、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドという素晴らしいバンドのフロントマンを務めさせてもらった栄誉をそれぞれ祝して、今から10年くらい前に作り上げたものなんだ。ずっと歌ってきたフォー・シーズンズとフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドのヒット曲をミックスした、まさに僕にしかできないユニークでノリのいいショウに仕上がっている。僕自身、もう決して若くはないポップシンガーだけど、このショウでフロントマンを続けられることが本当に楽しいんだ」

──あなたにとって日本はどんな国ですか?

「今まで2度、日本に行ったことがある。1度目は旅行で行って、2度目は『Jetson Molloy & The Intergalactic Kittens』が完成したときに東京でライブをやった。日本は刺激的で、驚かされることがたくさんある。日本で感じたことを“Big In Japan”という曲にも書いたよ。7月のライブでもちょっとだけ演奏したいと思っているから、ぜひ聴きに来て欲しいな」

──今回のアルバムは配信だけでなくフィジカルでもリリースされますね。

「音楽はコレクションして、宝物のような感覚で身近に置いておきたくなるもの。もちろん今はデジタルでいろいろな音楽が聴けるけど、それとは違ってCDやレコードは丁寧に作られているし、ジャケットだったりデザイン面も楽しんで欲しいなと思っているよ。それと、今回のアルバムは自分で始めたインディペンデントレーベルRM MUSICからリリースする予定で、将来的にも新しい音楽のアイデアを発信していけるレーベルになったらいいなと思っている」

──ところであなたはミュージカルの舞台でも活動されていますが、ミュージカル俳優になろうと思ったきっかけはなんだったのですか?

「母がハリウッドのクラシックなミュージカル映画にハマっていた人だったから、僕は子供の頃からそういった映画をいつも観ながら育ってきたんだ。1970年代後半から1980年代ぐらいまで、ニューカッスルの田舎からすればハリウッドのミュージカル映画はとても遠い存在だったけど、それが夢の世界と現実との橋渡しをしてくれていたんだと思う。

そして憧れていたバーブラ・ストライサンドと同じ舞台で共演したとき、僕の夢の一つが現実になった。彼女が出演していたミュージカル映画『ハロー・ドーリー!』を子供の頃から何度も繰り返し観ていたからね。なんというか、シュールな多元宇宙へ繋がることができた気分というか。まあ、僕たちは実際にこの多元宇宙の一部ではあるんだけどね(笑)」