インド映画産業及びボリウッドでサントラを量産していた音楽家:チャランジット・シンがインド古典音楽の〈ラーガ〉をシンセサイザーとディスコで再構築した先鋭的な1982年作品。発売当時に前例のないインド古典音楽の構造を保つミニマルで反復的なダンス・ミュージックの本盤は当時100枚程度のみがプレスされたカルト盤。Roland TR-808の暑苦しい音圧の四つ打ち、TB-808を用いた重心の低いベース、Jupiter-8の宙を舞うシンセなど、後年のアシッド・ハウス誕生(1987年頃)より5年以上早いアプローチが再評価される名盤。レディオヘッドやエキゾ・サイケ旋風を巻き起こしているグラス・ビームスらが敬愛を公言。ええやんええやん。
チャランジット・シン(Charanjit Singh)『Synthesizing: Ten Ragas To A Disco Beat』インド古典音楽をシンセとディスコで再構築したレディオヘッドら敬愛の名盤