シンガポールを拠点に活動するエイプリル・リーとリックス・アンによるユニット、Aspidistrafly。以前、私がTOKIONで取り上げた彼らが運営するのが、親密で幻想的なポストクラシカル~アンビエントの名レーベル、KITCHEN. LABELである。haruka nakamura、冥丁、いろのみ、Hiroshi Ebinaら日本の作家とも縁深く、装丁や特殊パッケージへの美意識も際立っている。インパートメントや雨と休日や春の雨 cafe &  recordsとも親和するその音楽には、地に足の着いた生活圏と人間圏への誠実さがある。

狂気に包まれた時代にあっても、人間であることを諦めず、今ここを生きるための静かな魅力を差し出す。記憶はここで懐古ではなく、揺らぎや余白を通じて他者へ開かれる場となる。それは小さな祈りの形式でもあり、都市の速度から少し離れ、触れられる音で世界をもう一度見直す営みでもある。静けさの奥に、耳を澄ます。

そんなレーベルから、Tokyo Bedroom Orchestra(以下=TyBO)こと中村ヒロの新作『Tsuioku / 追憶』が届いた。中村は、「STEINS;GATE ELITE」「ゆるキャン△」「学園アイドルマスター」といったゲーム/アニメ作品に携わってきた音楽家だが、ここではカセットテープ、フィールドレコーディング、声、ストリングス、写真、生活の記憶を重ね合わせている。そんな本作について、制作の背景と思想を聞いた。

Tokyo Bedroom Orchestra 『Tsuioku / 追憶』 KITCHEN. LABEL/インパートメント(2026)

 

美しい福岡の自然を音で描写

――『Tsuioku / 追憶』という表題には、単に過去を思い出すというよりも、記憶が音や風景として、ふと〈立ち現れる〉感覚があります。中村さんにとって、この作品でいう〈追憶〉とはどのような状態なのでしょうか。本作の根幹に関わる質問ですね。

「この作品を作る一番のインスピレーションは、福岡に移ってから生まれたものでした。数年前に東京を離れて、まずは北九州に住み、その後、福岡市内の志賀島にも近いエリアに移りました。そこで自分が経験して、見聞きしてきた福岡の自然――風も、虫も、鳥も、空も、海も、すべてが本当に美しいと感じたんです。

自然の中で過ごした時間が凄く創作意欲を掻き立ててくれて、過ごしてきた時間を――〈想い出のアーカイブ〉というか――音として残しておきたいと思いました。自分が生活してきた数年間の時間を音で振り返るような形で作っていき、それが『Tsuioku / 追憶』という形になりました」

――今おっしゃった通り、本作は直接的な情景描写ではなく、光や距離感、自然の微細な揺らぎを、〈音の記憶〉として描いた作品とのことです。その〈音の記憶〉という感覚は、制作において、どの段階で見えてきたのでしょうか。

「ここ(福岡)での生活を振り返る形で生まれたという面もありますが、最初は、それこそ手で(機材を)触りながら音を作っていったので、具体的なテーマを持っていたわけではありませんでした。あちこちで音をフィールドレコーディングしたり、カセットテープやギター、シンセをいじりながら音を重ねたりしていって、その制作していた時間、そのものが福岡にいる時間だったんですね。

そうやって、なんとなく〈追憶〉のようなコンセプトが生まれた時に、はっきりとした解像度の高い音で作るのはちょっと違うなと。やっぱり、少し輪郭が丸いというか、記憶を思い出すようなぼんやりした音で作りたいなと思った時、〈ああ、カセットテープだな〉と」

――中村さんがコロナ禍に始めた〈日々の風景に音を当てていく〉という作品づくりとは違う、アルバムに向けての制作だったということですね。

「ええ。福岡の美しい自然を音で描写してみたいという思いがあって、もともと外に出る時にはフィールドレコーディングをすることが多かったんです。秋口の虫の音とか、夏の海の音とか、春先の公園の音とかを録って、四季を跨いだフィールドレコーディングを終え、そこにまた音を重ねたり、引いたりして、形にしていったんですね」

 

空間や環境を音で表現することへの挑戦

――なるほど。そういった福岡の自然豊かな地域、また生活風景が本作の出発点になっていますが、特に音へ変換したかった場所、時間帯、光、風、匂いのようなものはありましたか。

「空間や環境音をフィールドレコーディングしたものもアルバムに入れてはいるのですが、それを音でどう表現するかが、自分の中のテーマのひとつだったんです。ポピュラリティのあるポップミュージックとは異なる形で、サウンドデザイン、サウンドアートとして、できるだけ探ってみたいなという思いがあって。

例えば“Sagani / 砂蟹”は、砂浜で見かける蟹から着想した曲なのですが、身近に海があるので、夕方とかに散歩しているとよく見るんですね。他にも小さな生き物や鳥など、さまざまな生物がいて、そういった生物や海、風、夕日など、それらをどうやって音で表現しようかなと考えて制作していました。

また、1曲目の“Shikijitsu / 式日”は結婚式をもとにした曲で、福岡で挙げた結婚式の空気感を、音として残したいと思いました」

――ちなみに、福岡に移住された決め手やきっかけは、やはり海の景色とか、自然環境だったのでしょうか。

「コロナ禍で〈東京にいること〉について色々考えさせられたんです。それと、妻(佐々木恵梨)が北九州出身ということもありました。あとは、彼女の家族の体調が良くなかったのもあって、〈福岡に行こうか〉となりました」

 

カセットの不完全で生きた音こそ美しい

――本作では、フィールドレコーディング、アナログシンセ、エフェクトペダル、ギター、ストリングス、声が、テープに織り込まれるように現れては溶けていく感触が、とても幻想的に響きました。音を〈配置する〉というより〈滲ませる〉ために、どのような空間設計を意識しましたか。

「これは目的を持って挑戦したことなんですけど、音を少しぼやかしながら、遠すぎず近すぎず、何かを振り返る〈追憶〉を音で表現し、それをベッドルームの環境で作ろうと思っていました。カセットテープで音を作るのって凄く難しくて、やっぱりアナログですし、想像した結果にならないんですよね、良くも悪くも」

――DAWで、いくらでも編集できるというものでは全くないわけですからね。

「そうなんですよね。テープループって知っていますか? カセットからテープを引き出して、ひとつの輪っかにするんですよ。で、それを録音すると、要は音がループするんですよね。今回はそれを多用しています。だから音作りに入る時に、工作から入ってるんですね」

――そのようにカセットテープが録音媒体ではなく、音を揺らし変化させる楽器のように扱われている点が印象的です。ノイズ、歪み、揺らぎ、ざらつきを、どの時点で作品の手触りとして受け入れるのでしょうか。今のお話を受けると、〈最初から〉ということになるのでしょうか。

「そうですね。曲によっては意識的に〈よし、これはテープの揺らぎを使おう!〉というものもあるし、〈これいいな〉って思ったループの音を結果的に採用するパターンもありますし。

〈ノイズ〉が〈生きている〉ように個人的には感じていて。そういう〈不安定で完璧じゃないこと〉が美しい、みたいな思いが自分の中にあるんです。個人的に、このプロジェクト(TyBO)では、それを〈人の不完全さ〉みたいなものとして捉えて、不安定で完璧じゃない音をそのまま採用したりもしています。

カセットテープで音を作ると大体、想像通りにいかなくて。それがいいというか、計算してもその通りに行かない面白さとか、その不安定さが美しいなって、個人的に感じるんですよね。

〈整っていくこと〉をゴールにしすぎると危険かもしれない、とも思っています。〈人間的なエラー〉があるからこそ、その人のユニークさとか個性があるのだと思います。すべてを整える必要はないのではないか、ということも、僕がアナログギアを使う時のひとつのテーマとして考えていますね」

 

結婚式の想い出を再現する際の距離感

――『Tsuioku / 追憶』には、安らかな温度と、どこか彼岸的な遠さが同時にあります。音の温度、湿度、まどろみを作るうえで、録音やミックスで特に大切にしていらっしゃることは何ですか。

「それはやっぱり、アナログギアを使うことによる〈不完全な音〉というものにこだわりがあること。あと、曲によっては、リスナーの人には〈ちょっと離れて〉見てて貰おうかな、というテーマもあったり。特に最初の“Shikijitsu / 式日”がそうなのですが、距離感は意識はしていました。大きな空間より、近すぎず、でも遠からずな、そういう質感は意識していたと思います」

――その“Shikijitsu / 式日”は、女声、ギター、ストリングス、シンセが天上から降りてくるような神聖さを持っています。この曲では、最初に音として置いたもの、あるいは最初に見えていた景色は何でしたか。

「これはテーマがはっきりしていて、妻との結婚式をもとにした曲で、その時に撮影していたビデオの音声をサンプリングして、そこから音を作り始めました。最初で最後のあの時間――家族みんな揃って、家族だけで挙げた小さな結婚式の――空気感を再現したいなと思って作った曲で。

山の中で挙げられた、家族だけの小さな結婚式があって、リスナーはちょっと離れてそれを観ている、というような距離感で作りました」

――リスナーはその式をVHSで観ている、みたいな。

「まさにそうですね。最後は教会のドアが開いて、というような構成で作っているんです。その想い出を音にして詰め込んで、アーカイブしたような曲ですね」

――“Minamo / 水面”には、水面の揺れだけでなく、モダンニューエイジ以降のアメリカーナやアンビエントジャズにも通じる微かな灯火を感じました。水面という言葉から、どのように音の運動を組み立てましたか。

「この曲は最初から〈水面〉の曲を作ろうと思っていなかったんですよね。北九州に住んでいた頃、近くの神社で風鈴が凄く綺麗に鳴るところがあって、そこで録った音を後で聴いたら、その風鈴の音がとても心地よかったので、そこから音作りを始めて。

北九州の家の近所に川があったんですけど、その川辺を歩くのが好きで、川の要素に音を重ねてくうちに、だんだん曲が川のイメージに近づいていきました。途中からは意識的に川の揺らぎというか、川に光が反射する様子の曲を作ろうと考えて進めていった記憶があります。

川って、泥などがふっと表面に出てきたりもするんですよね。〈綺麗なものだけじゃない〉というか。でも、そのままにしておくと、自然と透明になっていく。水が流れ、沈殿し、そこに光が差していく。その泡の表情のようなものを音で作りたいなと思って、この曲を作りました」

――海じゃなくて川の曲なんですね。

「そう。実は、きっかけは川なんですよ」

 

個人的な記憶と聴き手の人生が交差する音の景色

――“Yuuge / 夕餉”では、声が歌というより、此岸と彼岸を往還する気配のように聴こえます。奥様の佐々木恵梨さんの声やバイオリンを、人物の表現ではなく風景の一部として扱う意識はありましたか。

「これはまさに、その意識で作りました。自分の中でシーンというか映像があって。放課後とかの時間帯に団地が夕日に照らされていて、カレーの匂いが微かに漂っている。で、これから家族が揃って、ご飯を食べて、1日が終わっていく。そんな雰囲気を作りたいと思ったんです。

台所で夕食が用意されているというか――その雰囲気を〈風景〉として作りたいなと思ったんですよ。お母さんが夕方に買い物から帰って、台所で料理を作り始めて、鼻歌を奏でているような――そういう雰囲気にしたくて。この曲は全編テープ処理をしているので、ちょっと音が丸くなっているんですが、記憶の中にあるような、少し懐かしい質感を作りたかったんです」

――“Shikijitsu / 式日”のように本作には、中村さん自身の結婚式にまつわる音の断片も織り込まれているんですね。非常に個人的な記憶を、私小説的に語るのではなく、誰かが身を置ける空間へ開くために意識したことはありますか。お話をお伺いしていると“夕餉”も、中村さんのご家族そのものの生活というより、より一般的で普遍的な家庭の夕ご飯の風景描写なのかなと思ったんですけど、いかがでしょう?

「確かにそうですね。個人的な記憶を押し付けず、説明しすぎず……。自分にとってはどれも大切な想い出なんですけど、〈ああ、そういう想い出が自分にもあるな〉って聴き手も重ねられるというか、重ねられるように作っているかもしれないですね。どこか〈懐かしさ〉を感じてもらえたらいいかなと。僕と聴き手の人生は同じではないけれど、でも必ずどこかで、なんとなくみんなが経験して見たことがある景色――そういう部分に音で触れられたらいいなという思いがあります」

 

アルゴリズムの外で自由に音を探求

――“Hisen / 飛泉”には、自然音の安らぎと、テープが空間を少し歪ませる不穏さが共存していますよね。安心できる音と、不安を残す音の境界はどのように判断していますか。

「志賀島に、小さな滝のように水が流れている場所があって、その水の様子というか、〈滝そのものを表現したいな〉と思ったんですよね。ずっとその水の流れを見ていると、時々流木とか、ゴミ袋なんかも流れてくるんです。自然の中なのに、人工物も流れてきてしまうことがあるんですね。美しい自然の景色の中に、人間が作った人工的なものが流れてきてしまう、言うなればエラーみたいなものを、テープループのノイズを使って表現しようとしています」

――そのように美しい部分と、そうではない部分を併存させる、共存させることが、中村さんがTyBOでやっていらっしゃることなのかなと。

「そうですね。今回の実験的な作品に関しては、エラーを単なるエラーとせずに、ひとつの表現にしていきたいなという考えがあって。こういう音響的な表現に関しては、ドレミファソラシドから外れてもいい、それを表現として認めてもいいと思うんです。なのでテープならではの妙や不安定な要素も、ひとつの表現技法として積極的に取り入れています」

――プレス資料には〈答えへ向かうための音楽ではなく、ただそこに身を置くための空間〉ともあります。聴き手に対して何かを説明しすぎない、あるいは、〈押しつけないための倫理や距離感〉は意識されていらっしゃるのでしょうか。

「その一文は、KITCHEN.のリックスが添えてくれたものです。〈なんて素敵な文なんだ〉って思いました。

やっぱり、どうしても今の音楽って、アルゴリズムが先行しやすいところがあると思うんです。そうすると、〈新しい音楽が生まれにくくなってしまうのではないか〉と感じることがあります。寧ろ、このままでいいのかな? 新しくてちょっと狂った方法があってもいいんじゃないのかな?という思いがありますね。アルゴリズム的な正解じゃないけど、メインストリームにはない新しい表現が〈外から〉生まれて、それが広まっていくという流れが、芸術の世界にはあると思うので」

――現代における表現や音楽のあり方に対して、アンチというところまではいきませんけど、中村さんの態度や意見表明のような部分もあると。

「というより、自分の中には〈自由にやりたい〉という自分もいるので、その自分に優しくしてあげている感覚ですかね。自然の中、自分が呼吸しやすい環境で、自分に〈何してもいいよ〉って優しくしてあげるというか」

 

「ゆるキャン△」などの仕事と繋がっている『Tsuioku / 追憶』の世界

――中村さんは「STEINS;GATE ELITE」のサウンドデザインや、「ゆるキャン△」シリーズ、「学園アイドルマスター」関連楽曲にも関わってきました。画面や物語がある音楽制作の経験は、『Tsuioku / 追憶』のような画面のないアンビエントにどのように反映されている実感がありますか。

「多分、何を作っても、ある程度は自分の作品になると思うんですよね。アイコンのようなものが元々あって、そこに向けて音を作るのか、それとも自分の創作力で自由に作るのか、という違いはありますが。

画面か……(数秒の沈黙)。『Tsuioku / 追憶』でも頭の中では、台所や自分の結婚式など、そういう景色を描いてはいたんです」

――では、繋がっているというか重なっている部分も大きい?

「重なっていると思います。結果的に、自分が経験してきたこととか、点と点が線に繋がってくような感覚がありました。多分お互いに影響をし合っていると思います」

――「ゆるキャン△」シリーズでは、旅、自然、生活、休息の感覚が重要な要素だったと思います。その経験は、『Tsuioku / 追憶』における余白、牧歌性、安らかな時間感覚にも接続しているのでしょうか。

「接続していると思います。『ゆるキャン△』には、自然やキャンプというテーマがまずあります。この作品では、まさに自然の中――それこそ森の中や林の中で、海や川で、そこに流れている音というか空間――を音で表現してみようと思ったので、強く影響している感覚はありますね。自然の空気感というのは、アンビエント的な質感とか要素が、やっぱり少なくとも入ってくるんじゃないかなと自分は解釈しているので、接続しているのではないかと思います」

――KITCHEN. LABELは、音だけでなく写真、パッケージ、余白、風景の編集まで含めて作品を成立させるレーベルだと思います。今回KITCHEN.から出すことで、TyBOの音楽はどのように見え方が変わったのでしょう。

「15年以上前かな、留学していたことがあるんですけど、KITCHEN.の作品はその頃から聴いていたから、もともと強く惹かれていました。今作は自由に表現した実験的なアンビエントを含む音のアルバムなので、それをKITCHEN.から出させて貰えるのはとても意味があるなと感じています。

リックスが〈好きにやっていい〉と言ってくれたので、本当に自由にやらせてもらいました。KITCHEN.は、ストーリーテリングや作品の手触り、ビジュアルの視点も含めてとても丁寧に作品をリスナーへ届けている印象がありますし、そのコミュニティを大事にしてるという印象があります」

――ジャケットの写真もその美学に合致していますよね。

「それは妻が、愛犬をクレートに入れて海に連れて行っている様子を、後ろから撮った写真なんです」

――シングルのジャケットの海や自然の風景の写真も中村さんが撮ったものなんですか。

「そうです。すべて写ルンですで撮った写真ですね。カセットテープで音を作り、ジャケット写真を写ルンですで撮影するという作り方も、意図的な〈ノスタルジック〉というより、自分にとっては自然な制作方法なんです。自分の音楽は元々派手に主張するというより、生活や記憶に寄り添って静かに残るものを目指しているので、それがKITCHEN.の感覚とリンクしたのかな。実は“Madoromi / 微睡”という曲では、愛犬の寝息も音の一部として使っていて、クレジットにも名前を入れています」

 

競争から脱し、自分を愛する

――また、好みに関して広い質問になりますが、影響を受けた音楽、レーベル、映画、アニメ、ゲーム、美術、思想があれば教えてください。

「レーベルに関しては、やっぱりKITCHEN.が凄く好きです。思想面では、東洋的な思想や自然観から影響を受けています。禅や神道、特に原始仏教は、実践的で教養として学べることが多いと感じています。

競争や誰かと比較することが自分を苦しくさせることもあるので、〈自分が1番になろう〉とか〈派手なことをやろう〉としなくてもいい、自分にフォーカスして自分に優しくしてあげて、自分を愛してあげる――そういうインスピレーションをクリエイターやアーティストにも伝えられたらいいなと思って、そういう感覚を、自分の活動の中で大切にしています」

――お話をお伺いして、思想的なバックグラウンドが凄く一貫されているなと思いました。

「自分は〈生きやすさ〉のようなものをずっと考えて生きてきました。もうちょっとだけ矢印を自分に戻すというか、そういう感覚にまだ触れたことがない人がいたら、僕の音楽がその感覚に触れるきっかけになったらいいなと思っています」

――ありがとうございました。今日のお話を聞いてこの作品を聴くと、それが凄く伝わってくるなと思いました。

「こちらこそありがとうございました」

 


RELEASE INFORMATION

Tokyo Bedroom Orchestra 『Tsuioku / 追憶』 KITCHEN. LABEL/インパートメント(2026)

リリース日:2026年7月10日(金)

■国内流通盤CD

品番 : AMIP-0400
価格:3,520円(税込)
特殊パッケージ(16.2 × 12.8 × 0.4cm)

■輸入盤カセット

品番 : KI-051CS
価格 : オープン価格

■デジタル配信
配信リンク:https://lnk.to/tybo_tsuioku

TRACKLIST
1. Shikijitsu / 式日
2. Minamo / 水面
3. Yuuge / 夕餉
4. Shayou / 斜陽
5. Hisen / 飛泉
6. Setsurei / 雪嶺
7. Yarai / 夜籟
8. Gekkai / 月海
9. Sagani / 砂蟹
10. Madoromi / 微睡
11. Yoko / 陽光
12. Tsuioku / 追憶

 


PROFILE: Tokyo Bedroom Orchestra
Tokyo Bedroom Orchestraは、中村ヒロによるアンビエントミュージックプロジェクト。東京での活動を経て、現在は福岡を拠点に制作を行っている。カセットテープ、アナログシンセサイザー、フィールドレコーディング、エフェクトペダルを用い、手で音に触れながら、儚いメロディと映画の余韻のようなサウンドをゆっくりと立ち上げていく。広大な空や海、日本の田園風景の空気感に影響を受けたその音楽には、距離感と静かな郷愁が漂っている。
Instagram:https://www.instagram.com/tybo_ambientsky
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