7年前の初作がジャズ・ヴォーカル愛好家の間で話題となったカナダのシンガーによる2作目。ポピュラー・ヒットをジャジーかつムーディーに染め上げるスタイルは前作と同様だが、ケイティ・ペリー“Roar”などチョイスの妙が一段と極まっている。魅惑のセクシー歌唱が冴えるREM“Everybody Hurts”や、ハモンドの響きがソウルフルなイレイジャー“A Little Respect”とか、ぜひロック・リスナーにも食してもらいたい。