2014年のデビュー時はまだ女子高生だったノルウェーのデュオが、20歳になって2作目を発表。可憐なハーモニーが特徴的だった前作と比べ、大人になったぶんだけリアルな視点で恋心が歌われ、メロディーや演奏にもヒリヒリするような感覚が表出。〈過激さを薄めてスタイリッシュ度数を上げたt.A.T.u.〉なんてふうに思えなくもない。フレンチ・ポップ的なアンニュイさが漂う曲もあり、独特の色気が感じられる。