熟年ブギー・ファンカーが1年半ぶりに放つ通算7作目。プロデュースは、前作を手掛けたフランスのヒック・ボックス(今作にも客演)から同国のGファンク・ユニットであるタッチ・ファンクに変わったが、もちろんその道を貫く内容だ。レーベル仲間のJ・マリーと絡む冒頭曲を筆頭に、80年代NYサウンドなどを模した抜けのいい音のアップを快唱。BB・キング風ファンク・ブルースで女の不貞を嘆くブルーな歌唱は年相応の渋さだ。