80歳の誕生日を記念して制作されたゲーリー・ピーコックのNew Trio。キース・ジャレットとのスタンダーズ・トリオ、ビル・エヴァンス・トリオ、さらに菊地雅章とのテザート・ムーン、ピアノ・トリオではないけれどアルバート・アイラーとのトリオなどなど、数々の名演のセンターに居続けた巨匠の新たなプロジェクト。アイラーのトリオで活動中に記者のいつもどんな練習をしているのかと問われ、ベッドに寝転がって何か演奏したいことが思いつくまで待つ、そして何か思いついたらそのアイデアをとことん掘るんだ、と言っていた。その巨匠が重い腰を上げたのはやはり、何か思いついたのだろう。ベッドに寝転がって耳を澄ましてみようと思う。
ゲーリー・ピーコック・トリオ 『Tangents』 数々の名演のセンターに居続けた巨匠の新プロジェクト
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ジャズ