全てにおいて文句なし。潜水艦映画の最高峰にして、いまだ超えることの出来ない高い壁が遂にBlu-ray化となる。フェアープレイ精神あふれる戦いが戦争という非人道的な局面で行われること。敵から好敵手となる巧みな演出力。そして何より台詞がなくても顔で分かるほどの演技力を持った役者たち。コンピュータ技術で全てが補える今では絶対に撮ることが出来ない作品だと改めて痛感させられた。そして、日本語吹替音声が初収録され、幻のプレスシートも復刻。伊藤祐靖氏による特別解説書も付いた完璧仕様。新旧問わずBlu-ray化が進む昨今、理想的なかたちを示したと断言できる。