HAWAIIAN6のレーベルへ移籍して第1弾となる7枚目のアルバムは、不動の3人組で20年走り続けた矜持を叩き付ける貫禄の一枚。メロディックを主軸に低音が地を這うグルーヴィーな勢いや、軽快なテンポ・チェンジなどを巧みに取り込み、楽曲を色付ける多彩なアレンジ力も活きている。曲によって声色を変える木下正行のヴォーカルも一段と上手さを増しており、カーペンターズのカヴァーも見事に歌い上げている。