TENG GANG STARRの片割れがユニット作からほぼ間を置かずソロ新作を発表。サンプリング主体の音に、パーソナルな過去と直結した内省的な世界は、彼の影の部分を大きく映し出し、希望に満ちたユニット作をいわば補強するものともなる。唯一の客演となるQN & Jin Doggを迎えての“Soredake”は、ネガティヴが行き着く先にポジティヴをギリ見るような一曲。ダークなトラックに主役のラップ・スキルも活きる。