カップ・ケイヴ名義ではアブストラクトなビート・ミュージックを、キングフィッシャーグ名義では実験的なIDMを披露しているベルギーのプロデューサー、フランソワ・ブランジェ。このサリヴァ名義ではアンビエントです。本作はすべて弦楽器で構成されており、彼の中でもかなり異色な内容。淡々と紡がれる単音の響き、またその空間の作り方が素晴らしく、自然と引き込まれます。奥行きの美しさにうっとり。