元ビューティフル・サウスの2人が14年ぶりに邂逅。時の流れのままに、さぞかししっぽりとアダルトな音楽を奏でているのだろう……と思いきや、ソウルやジャズ、カントリーの要素を採り入れながら眩いばかりの爽快なポップ・アルバムに仕上げていて嬉しい誤算だ。前身のハウスマーティンズ期からポールの瑞々しい作曲センスには定評があったが、まるで衰えていないし、息の合った掛け合いヴォーカルも最高に心地良い。