田渕ひさ子との共演が話題を呼ぶなど、オルタナティヴな存在感が光る沖縄出身の4人組によるセカンド・アルバム。サウンド・プロデュースに岡田拓郎を迎えることで、バンドが影響源として挙げるトッド・ラングレンとディアハンターを混ぜ合わせたようなサイケ・ポップが音響面でさらに磨き上げられ、聴き応えは十分。儚げな雰囲気を漂わせる歌声や、文学的な歌詞を含め、時代に規定されない魅力を持った好盤だ。