5年ぶりの3作目が到着。ローファイとスタイリッシュ、寂寥感と熱っぽいダンス・ビート……という二律を背反せず調和させる持ち味はそのままに、力強さと広がりを増した過去最高の内容となっている。その魅力の一端を担う歌声も、淡いファンクにくっきり輪郭を描くジャズミン・サリヴァンや、心地良く浮き立つグルーヴを重いラップで抑えつけるバハマディアなど、組み合わせの妙味が素晴らしい。