〈TOWER DOORS〉を4月にローンチさせてから半年が経ちました。

当初掲げていたのは、〈タワーレコードらしい「新しい音楽との出会い」を提供することを目指すサブミッション・メディア「TOWER DOORS」〉という言葉。しかし、このキャッチ・フレーズでは音楽ファンやリスナーにTOWER DOORSのことを十分に伝えられないのではないかと感じ、今回再考することにしました。TOWER DOORSがどんなメディアなのかをより前面に打ち出した新しいコピーは、こちらです。

HIGH QUALITY CURATION MEDIA “TOWER DOORS”

タワーレコードが厳選したハイクオリティーなニューカマーの楽曲が聴ける、ラジオ型YouTubeチャンネル

標語は一新しましたが、活動内容はこれまでどおり。これからもTOWER DOORSスタッフが厳選した新人アーティストの楽曲をYouTubeチャンネルでご紹介し、Spotifyプレイリストなどでキュレーションしていきます。日々の更新を見逃さないよう、ぜひチャンネル登録を!

★TOWER DOORSチャンネル登録はこちら

それでは、10月第1週に紹介した4組のアーティストの楽曲をプレイバックしていきましょう。

 

東京木曜楽団 “ベランダでタバコすうのやめろや“

東京木曜楽団は、2018年にギターのa.n.a(アナ)がスタートさせたプロジェクトです。〈西東京系マルチポップス〉を標榜し、さまざまなジャンルをルーツに持つメンバーたちと楽曲を制作しています。

“ベランダでタバコすうのやめろや”は、今年8月にリリースされた3曲目のシングル。ローファイなギターのサウンドはどこかダウナーですが、同時にとても心地良く、チルな一曲です。また、女声ヴォーカルが歌う気怠いメロディーが、この曲の自然体な温かみを伝えています。

 

MASQUERADE HOTEL “I'm Here Now”

TOWER DOORSへの登場は2回目となるMASQUERADE HOTEL。〈Future-R&B〉サウンドを鳴らす4人組で、オール・セルフ・プロデュースによる活動が彼らの特徴です。

“I'm Here Now”は、9月25日にリリースされたばかりのニュー・シングル。音数を絞った最小限のサウンドからは、ミニマルでひっそりとした印象を受けますが、サビでは弾むようなリズムやトラップ・ビートと迫力のあるシンセ・サウンドが現れ、抑揚が効いた展開に驚かされる一曲です。

 

adaptrook “Resurrected“

ビートメイカーのadaptrookは、2018年にファースト・アルバム『un』をリリースしました。『un』は自分自身と向き合うためにこだわりぬいて制作され、音の追及を求めた作品とのことです。

“Resurrected”は今年6月にリリースされたシングルで、ローファイ・ヒップホップ風のサウンドにアンビエントの要素を散りばめた新鮮な一曲。まるで幻想的な世界を見ているような、不思議な感覚に浸れる楽曲です。

 

Taichi Ro “LIGTM”

以前“Drinking Again”という曲を紹介したTaichi Roは、豪シドニーを拠点に活動するシンガー・ソングライター。〈Modern J-Pop〉をテーマに掲げて活動しています。

2018年12月にリリースしたセカンド・シングル“LIGTM”。トラップ・ビートをを下地に、スムースでつい口ずさみたくなるJ-Pop調のメロディーが印象的です。

Taichi Roには、メール・インタヴューの〈6つの質問〉を答えてもらっているで、楽曲を聴いて彼のことが気になった方は、ぜひ読んでみてください。

 

今後、Mikikiと協力して〈TOWER DOORSとは何なのか?〉をお伝えする特集記事も制作する予定です。こちらの掲載も楽しみにお待ちいただければと思います。次回のブログの更新も楽しみにお待ちください。