2017年から現体制で活動する京都出身の4人組。このメジャー・デビュー作では生演奏とプログラミングを融合し、グル―ヴィーなダンス・トラックからディープなインディーR&Bまでを自在に行き来するトラックメイクが非常に現代的だ。そのうえで、何より耳に残るのがハスキーな山路洸至のヴォーカルで、英語を軸に日本語も織り交ぜた熱量の高い歌唱が、洋邦の垣根を感じさせないバンドの個性を決定付けている。