16年前にジャイヴから登場したNYスタッテン島出身のシンガー/ソングライターが2年ぶりに放つEPサイズの4作目。ヒップホップとドゥワップを繋ぐヴィンテージ趣味をナウ・アゲインが受け止めたのは、ある意味待望の展開だ。トラップ・ビートを挿むなど現代的な小技も用いるが、ピュアなオールディーズ感覚を基調にしたソウルやファンクを裏声交じりの情熱ヴォイスで古風に歌い上げるスタイルは今回も曇りがない。