NYスタッテン島出身のシンガーが2年半前のEPで組んだナウ・アゲインからアルバムを発表。いまや初期の甘い歌い口は影を潜め、リー・フィールズばりの辛口ヴォイスを前面に出してヴィンテージ・ソウルを極めている。ディープ・ファンクに根差した太くハードなビートとグルーヴで迫る楽曲はLAのライクマインズによる制作で、アマナズのザンビア産ロックの引用もナウ・アゲインならではだ。JB’s風の演奏で激唱するファンクも快演。