2019年に退職するまで、下北沢のライブハウス、THREEの店長としてフリーパス制の導入やブッキング・イベントでのノルマの廃止など、数々の意欲的な試みを行ってきたスガナミユウ。GORO GOLOのフロントマンとしても知られる彼が、4月に新たなライブハウス、LIVE HAUS(リヴハウス)をオープンする。本日、スガナミから開店にあたっての所信表明が届いた。

『Club is open.』

LIVE HAUS、通称リヴハウス。
そこは平日・週末問わずいつも沢山のひとで賑わっていて、
この国のひと、肌の色の違うひとたち、オールエイジ、オールジェンダーが集う。
この場所にはルールはなくマナーだけがある。差別も暴力もない。

世の中の大多数のひとは知らないけど、
ヒットチャートには載らない、
でも素晴らしいミュージシャン・バンド・DJが毎日凌ぎを削っている。

誰にも構わずひとりで居ても安全な場所。

世の中は混迷を極めている。
理不尽なこと、悲しいことに溢れている。

音楽で気分を変えよう。
労働を終えて学校を終えて、
GIGに、パーティーに繰り出そう。
明日への一握りの糧を。

君がいつでも帰ってこれるように。
Club is open.

発起人のひとり スガナミユウ

住所は、東京都世田谷区北沢2丁目14-2 JOW3ビルの地下1階。おそらく現在、ライブハウスの風知空知が入っている建物と思われる。また収容人数は150名とのことだ。

旧来のライブハウスの解体/再定義をめざすというLIVE HAUS。現在、できるかぎり箱代を0円に近づけるいう革新的な料金プランの詳細や、多様性の尊重などを掲げたステイトメントがオフィシャルサイトにて発表されている。以下。

これからの時代のはじまりに
LIVE HAUS statement
2020年4月。
東京 世田谷 下北沢に、これからの時代のLIVE HOUSE/CLUBを作ります。

店名は「LIVE HAUS」
“生きる家”と意味付けました。
LIVE HAUSは、俗称“リヴハウス”と呼びます。

和製英語であるLIVE HOUSEという言葉をそのまま用いて、旧来のライブハウスの解体/再定義を目指します。

LIVE HAUSは、
「箱代0円」を目指し、ハイクオリティな音響を備えながら従来のライブハウスでは実現出来なかった金額で場所を提供致します。
詳しくはレンタルプランのページをご参照下さい。レンタルプランはこちら

LIVE HAUSは、
20歳未満の方・海外からの旅行者は全日ドリンク代のみで入場出来ます。

LIVE HAUSは、
人種や国籍、性別や性指向、ハンディキャップなどを尊重した、みんなが集まれる場所を目指していきます。

LIVE HAUSは、
震災や災害による世界各地の問題から個人への救済まで、ドネーションを集めるための音楽イベントを受け入れます。

LIVE HAUSは、
予算のかかる海外のアーティスト招致を目的としたイベントへのサポートやアンダーグラウンドの良質な音楽をサポートしていきます。

下北沢の新たな文化の磁場となっていくのだろう。Mikikiでは今後も情報をキャッチしていく。