東京・下北沢のライヴハウス、THREEの店長であるスガナミユウと松田“CHABE”岳二(LEARNERS/NEIL AND IRAIZA)の主催するイヴェント〈FEELIN'FELLOWS〉。その拡大版として、東京・恵比寿LIQUIDROOM/KATA/Time Out Café/Liquid Loftの4会場で開催される〈FEELIN'FELLOWS 2019〉がいよいよ今週末5月19日(日)に開催される。

https://feelinfellows.tumblr.com/post/184818483070/feelinfellows-2019-trailer-director-%E9%96%A2%E5%B1%B1%E9%9B%84%E5%A4%AA-music
 

開催を目前に控え、同イヴェントの公式Tumblrでは、スガナミユウが〈FEELIN'FELLOWS 2019〉に際してのステイトメントを投稿。〈小さなナイトクラブで起きていること〉を題に、想いを綴っている。以下。

 

小さなナイトクラブで起きていること。

下北沢という街は、あなたにとってどんなイメージでしょうか。
若者の街、演劇の街、古着の街…
僕が生きている下北沢は、カレーフェスが開催される街でも、
気鋭のロックバンドのポスターが商店街に張り出される街でもなくて、
小さなナイトクラブで過ごす毎日や、
何軒かの好きな店で過ごす時間や、
路上をほっつき歩いて仲間と話している夜。
それだけがこの街のすべてで、登場人物は100人くらい。
ライブに来るお客さんもだいたい誰かの友達。

下北沢の今と今まで。
ZOO/SLITSがあり、VIOLENT GRINDがあった。
伝説のように語られるその場所もきっと、
はじまりは小さな集まりであったと想像しています。
90年代の英国ジャズムーブメントを牽引した音楽誌『ストレート・ノー・チェイサー』の編集者のポール・ブラッドショウは、
カルチャーが生まれる瞬間について
「キャパは300以下じゃないと無理だ。どの国だって同じだ。多すぎるところからは無理だ」と言い、
ハードコアバンドMinor Threatのイアン・マッケイは、
「新しいアイディア、新しいアプローチというものは2000人の前では起こらない。そういうのは20人〜25人が目撃するものなんだ」と言いました。

なにかを発すときに、
今の時代はどう広げるかが重要で、それを考えなければいけないのは分かっているのですが、
小さい場所のエネルギーを遠くへ伝えようとすることはとても難しいことだと最近思っています。
さらに、街や場所へフォーカスしていくとどんどん狭くなります。
身内ノリ、閉鎖的、そんなふうに思うひともいると思います。
それでも僕らがただひとつ言えるのは、あなたに来てほしい。
あなたの目で確かめにきてほしい。

音楽が好きならば約束します、
小さなナイトクラブの魔法を。
やっぱり、やりたいことはフェスじゃなくてパーティーなんだと思います。そこへ流れている文化と歴史、人々の交わりを。

FEELIN’FELLOWS at 恵比寿liquid room
出演者は10代から70代まで。
HARDCORE PUNK、indie、HIPHOP、VINTAGE MUSIC、WORLD MUSIC…
小さなナイトクラブには、素晴らしい音楽が日夜点在している。
カテゴリーを決めずにいい音楽だけを紹介したい、その点を線で結んでいくこと。

ZOO/SLITSの元代表山下直樹さんの言葉は、
自分が考えていたことを具現化してくれていました。
LIVE SCENEとCLUB CULTUREが自然に同居する空間は、
SLITSからTHREEへ確実に受け継がれています。

2019.05.19 SUN
あなたが恵比寿に足を運んでくれることを願っています。
いつもより会場は大きいですが、小さな僕たちが一堂に会します。
いつも通りのパーティーでいこうと思います。
ZOO/SLITSを知る人も、
今の下北沢/渋谷で遊んでいる10代20代も、皆んなに来てほしいです。
高校生以下はチケット代無料なので家族でも是非。
また、パスポート提示でトラベラーズディスカウントもあるので、
日本に遊びに来ている友達がいたら教えてあげてほしいです。

それではまた明日、ここへブログを書きます。
出演者紹介をしていきます。

2019.05.14 スガナミユウ

 

上で述べているとおり、スガナミとチャーベによる出演者の紹介コメントも現在公開中。バンドやDJのみならず出店するフードやショップまで全組にふれており、2人の音楽と人、場所への愛が詰まったグッとくるコンテンツになっている。読んでいると全アーティストを観たくなってくるので、下記に貼りつけたタイムテーブルを見ながら当日の予定を練りたいところ。とはいえ、思いがけない出会いこそが、〈FEELIN'FELLOWS〉の醍醐味。自分の体力や飲みすぎに注意しつつ、自由に楽しみましょう。

 

Live Information
〈FEELIN'FELLOWS 2019〉

2019年5月19日(日)
東京・恵比寿LIQUIDROOM/KATA/Time Out Café/Liquid Loft
開場/開演:11:20 終演:23:00
前売り/当日:4,000円/4,500円(いずれもドリンク代別)
※高校生以下無料 (ドリンク代のみ要)学生証等、年齢を確認できるものを持参

出演:GORO GOLO/LEARNERS/KONCOS /曽我部恵一/DOWN NORTH CAMP/ミツメ/TOKYO No.1 SOUL SET/カジヒデキ/Keishi Tanaka/Magic, Drums & Love/ayU tokiO/Teen Runnings/PINK POLITICS /Soulcrap/FLASHLIGHTS/Mega Munch Oysters/asuka ando/Shoko & The Akilla/DRUNK BIRDS/FUCKER/odd eyes/and more/A PAGE OF PUNK /NOT WONK/CAR10/Yodocolts/ジャポニカソングサンバンチ/PANORAMA FAMILY/MANON/OCHA∞ME/Dreamcast 

DJ:小西康陽/クボタタケシ/永井博/DJ HOLIDAY/山下直樹 (元下北沢SLITS代表)/ピーチ岩崎/KINK (BLUE BOYS CLUB) /BUSHMIND/HNC/0120/オークダーキ/TOMMY(BOY)/VIENDA!sextet!/Feelin’ Fellows DJs

FOOD:スタンドかげん/SANDWICH CLUB

SHOP:YACHT/Feelin’ Fellows Record Shop

前売り:チケットぴあ 142-061/ローソンチケット Lコード 70452/イープラス/THREE店頭/Kit gallery 
Mail予約 : ticket@kilikilivilla.com
公演の日時・予約枚数とカタカナでフルネームを明記し送信。
※お申し込みいただいたメールには自動で返信メールが送られます。お客さまのメーラーの設定によっては返信メールが届かない場合もありますのでご注意ください。

INFO : VINTAGE ROCK 03-3770-6900