古くて恐縮。一聴、なんとなくフェアグラウンド・アトラクションを思い出した。モノクロのジャケもアーウィットのあの甘いジャケを思い出させた。それぞれのソロ活動を経てこれがデビュー・アルバムとなる米人デュオ。モノラルかと思わせる造形に仕上げたサウンドが秀逸。ドライな空間をジャズ・エイジの幸福でグルーミーな音楽が濡らす。ハワイを経由して回帰したオールディーズというと妙か、ウエスタン・スウィング的なスタイルも聴こえてくる。アルゴリズム的にはMoon Childも関連アーティストらしい。Punch Brothersに続きNonesuchが仕掛ける注目のポップ・デュオ。
レイチェル&ヴィルレイ『Rachael & Vilray』ノンサッチが手掛けるポップ・デュオ、ジャズ・エイジの幸福感思わすサウンドが秀逸
ジャンル
ジャズ