一風変わったルーツ音楽を作り続けるイリノイ生まれの酔狂者がニュー・ウェストへ移籍。ラナ・デル・レイなどを手掛けるクリス・シーフリードがプロデューサーに迎えたこの新作は、オールドタイミーな雰囲気とイマっぽい感触がいい塩梅に混じり合う摩訶不思議なポップス集となった。ジョニー・ティロットソンあたりを手本としたと思われる“Carry On”といった60sスタイルの甘酸っぱいナンバーもニクいほどキマッてるんだ。