待望のアイム・ウィズ・ハーのリリースを経た後の、個々の活躍への期待に先鞭をつけたイーファ。オレゴン出身の詩人ピーター・シアーズの詩を元に作り上げた組曲にカヴァーを添えた一枚。前作にもブルックリン・ライダーやワイ・ミュージックのメンバーを配し、インディー・クラシックへの接近を見せたが、今作は前作にも参加したヴィオラ奏者ジェレミー・キッテルが共同プロデュースを務め、パンチ・ブラザーズのポール・コワートやクルーキッド・スティルで共に活動したブリタニー・ハースらを擁した弦楽四重奏のよりチェンバーなアンサンブルに耳を奪われる。ちなみにアート・ワークはサム・アミドン。